<製作過程>

3Dデータや製作過程・企画進行中の物を、不定期にUPします。



<<「コードライナー」の3D原型です。>>(作成:FLAT)
Noa[clips]さんからの依頼で村田蓮爾氏デザインの自転車「コードライナー」を製作します。
丸みを帯びた本体フレームやホイールが特徴的で、かわいい・かっこいいです。
3Dデータ作成>3Dプリンタ出力による1/8サイズ(全長約180mm)です。
Noa[clips]さんのブログでも公開してますので、ぜひ、そちらもご覧下さい。


後方からのイラスト(ポスターかな)が1枚しかないのでイメージを崩さずに再現できるかが一番苦労したところです。
はじめはこの様な感じで大雑把なパーツでイメージを合わせます。イラストの角度に合わせて何度もバランス調整しました。



各部のバランスを合わせながら、他のパーツを作ります。
位置とサイズが決まったのでホイールを作成しました。それらしくなってきました。



更に他のパーツを作ります。本体フレームも作りこんでいきます。
後輪用のフレームは前輪用を物を流用していますが、実際はデザインが異なるので後で変更します。
キャストによる量産予定なので強度の関係上、各々のフレーム等は多少太めに作成しています。



データ作成時に一番苦労した所がここです。チェーンと変速ギア。
設定は8段変速のようなので3Dデータは、その通りに作成しましたが、キャストの厚みを考えると4段位が限界です。


ペダル、ブレーキ周り、サドル。細かく作り込んでいます。



それぞれのバランスを調整して、3Dデータが完成。
村田蓮爾氏デザインのかわいい・かっこよさが伝わってきませんか。



ここからは3Dプリンタ用にデータの配置を行います。
今回から、あのモデラMDX-40で切削するので、素材も大きい物が使用できます。
サンモジュールTW 197*147*30mmを使いました。
回転軸ユニットは使わないので、完成した3Dデータをアジの開き状態に配置します。



制御ソフトも従来の物とは異なり、MODELA Player4(以下MP4)を使用します。 3DデータをMP4で読み込み、各種設定を行います。
下はMP4付属のVirtualMODELAによる切削シミュレート画像。



切削終わった素材です。物凄く細かく高精度。さすが、MDX-40。
右は切削後にサフを吹いています。



シリコンで型取ります。細かいので気泡に注意。



キャストを流します。これも細かいので気泡に注意。切削用に開いた部分は接着して行きます。
型取りを考慮するとこの様なパーツ構成になります。軽く組んでみました。
ハンドルと前輪はNoa[clips]さんからの要望で、別パーツにして角度を変えられる様にしました。


ブレーキ周り(前後で形状が違います。こだわっています)や変速ギアなどの細かい所もごらんの通り。
パーツが細くこまかいので、量産化がちょっと心配^^;



今回はここまで。仕上げやパーツの合い等は行っていません。

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